2016年06月28日

夢の中の決闘


梅雨真っ盛りです。
やっと現場も落ち着こうとしております。
ここのところ、富山→岐阜→長野→愛知→新潟→富山と中部地方をぐるぐる回っていて、
それに滋賀あたりの個人的なフィールドを差し込むものだから、
1ヶ月まるごと休みなく現場に出ておりました。
もうあんまりぐるぐる回るものだから、気を失ってしまい、夢を見ておりました。

私はもともと短時間熟睡型で、あまり夢も見ませんし、記憶にも残っていないのですが、
今回はやけに鮮明な夢を見ました。
以下は夢のお話。

信州あたりのものすごい奥深い山の中にいたようで、
なんだか猛禽類の営巣地を一人で踏査していたらしい。
急勾配でやせ尾根を手を使いながら登っていたのですが、
この猛禽類は今年その巣を使っていない、と思いながらも、
万が一繁殖していた場合にはできるだけ影響を小さくするため、
目立たぬように、音も控えめに歩いておりました。
そうしたところ、いきなり目の前の斜面に黒い物体が。

たぶん、最初は背を向けて土を掘っていたようですが、

グリズリー5.JPG
※場所も種類も違います。あくまでもイメージ。

この写真のような感じだったと思いますが、すぐに振り向いて、一瞬目が合いました。
でっかいクマです。真っ黒なツキノワグマ。
たぶん、体長1.5mを超える大きな雄のようです。
瞬間、「シャッターチャンス、ラッキー」と思ってしまう脳天気なわたくし。
いつも踏査の際にはコンパクトカメラを胸に入れているので取り出そうと思ってしまいました。
ただし、実際にはそういう余裕もなく、クマさんはすぐにダッシュ。
カモシカみたいに数秒固まってくれればいい写真が撮れたのに。

最初、クマさんは急斜面にいたのですが、私のいた尾根に向かい、
「尾根を横切ってしまう、残念」と思ったのもつかのま、
急転回して私の方に正面から向かってくる。

グリズリー26.JPG
※場所も種類も違いますが、こんな感じのが迫ってくるイメージ。

やせ尾根の急斜面ですし、逃げるわけにもいかない、進退窮まった。
「死んだ」と正直思いました。
ここで、いつもはDOSマシーン程度の回転速度しかない私の脳みそが、
珍しくPentiumVぐらいの回転をみせまして、
「逃げても逃げられない、逃げたらやられるだけ」
「戦うしかない」
「一撃与えて、相手が引いてくれなければ、後ろの急斜面に飛ぼう」
と、一瞬で作戦を決め、杖がわりに持っていたストックを斜に構えました。

相手が山の王様なら、こちらも剣道二段の名にかけて、
ただでやられるわけにはいかない、
と、決意を固め、「ウオー」と叫び声をあげたところ、
クマさんはすんでの所で、もう1回方向転換。
逃げていってくれました。

クマ.jpg
※クマさん接近、逃亡のコース。イメージです。

P6030020.JPG
※クマさん急転回の足跡、イメージです。

こう書くと、長い時間があったかのようですが、クマさんを発見してから、
逃げ去るまで数秒間しかなかったはずです。
いやあ、ものすごい迫力でした。
私のイメージだともう少し時間的余裕があるように思ってましたが、
目が合ってからすぐにダッシュ、すぐに目の前でした。

たぶん、熊スプレーを持っていたとしても構える余裕すらなく、
鉈なんかを持っていても出す時間がなかったように思います。

しかし、後で振り返ってみれば、ストックを構えた向きは剣道とは逆の半身でしたし、
剣道の修行も役に立っていなかったような。
いや、強敵との戦いが、私の度胸を育てたと信じたい。
まあ、クマと出会いそうな現場は常々歩いているので、
クマと出会った場合のイメージトレーニングはしておりました。
そのイメージどおりに体が動いてくれてよかった。
最近、クマ関連のニュースが続いておりますが、人ごとに感じられない。

とはいえ、私の場合、夢の話ですからね。

もう一つ、夢の中での闘いのお話。

これは近畿地方の山の中でのことらしい。
とある猛禽類の巣に登ろうとしておりました。

DSCN2831.JPG
※イメージとしてはこんな感じ。

今回は、営巣木が太すぎて、下の方に適当な枝もなく、隣の木に最初登って、
本命の木に飛び移る、というなかなか難易度の高い木。
そうした悪条件もクリアして、巣までもう少し。
まずまずスムーズに登っていたところ、
突然、背後から一撃。

今回はクマさんのように寸止めではなく、襲いかかってきました。

DSCN2839.MOV_000005928.jpg
※イメージですが、こんな感じのヤツが私への攻撃後、近くにとまっておりました。
鳥のクマさんです。

衝撃はあったのですが、一瞬、何が起こったかわかりませんでした。
幸い、背負っていたリュックへの攻撃であり、私自身は傷つくことはなかったのですが、
頭に来たりしたら、少なくとも脳しんとうぐらいにはなりそうなものです。
木登りの最中なので、確保していなければ、地上まで十数メートル真っ逆さま。
このときは、巣に近かったこともあり、枝が混んできていたので、
実際にも安全帯などを使うといった確保はしておりませんでした。
まったく危ない。油断大敵。

結局のところ、この猛禽類の豪邸を訪問して宝物を盗み出すのですが、
その間、鳥のクマさんがちらちら目に入ってきまして、私のスキをねらって、
攻撃を加えようとしておりました。
このクマさんも翼を広げたら私よりも大きいですからね。
おそろしいったらありゃあしない。

P6120016.JPG
※豪邸のイメージ

とはいいながら、ここのクマさんも私が戦うそぶりをみせてからは、
再度おそってくることはなく、こちらも私の気合い勝ちというところでしょうか。

まっ、夢の話ですから。

最近は、現場での事件、事故にはかなりお客さんの反応がシビアになってきまして、
危険なことがあったと報告するだけで現場がとまりかねない。
あとは、研究であって、許可を得ていても、
猛禽類の巣に登ることにはいろいろ反響があったりします。

現場ではいろんな危険もあって、いろいろ事件や事後は起こりますし、
それなりに注意しておりますが、
今回は、夢の話ですから。



posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 19:33| 生物調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする