2019年01月23日

クマタカカメラ 2019.1/23 疑心暗鬼


大寒を過ぎまして、今が一年を通じて最も寒い時期だそうです。
今年は暖冬だそうで、比較的暖かいような気もしますが、
北日本は平年並みかそれ以上の積雪があるようですし、
暖冬は西日本だけかもしれません。
いずれにせよ、みなさまお体にはお気をつけください。
我々も繁忙期に入りましたので、インフルエンザだけには注意しなければなりません。
当社ではアルバイトさんも含めて全員が予防接種を受けるようにしているのですが、
昨年は4〜5人かかってしまった。それもけっこう重い。
あの医者は絶対、栄養剤だけ打っていたに違いない。

さて、クマタカカメラの現状ですが、
人工巣を設置したつがいの状況を中心に報告していこうと思います。
そのつがいについては、12月24日の初飛来以降、今日までの30日間のうち、
17日に飛来がありまして、6日連続などもあって、飛来のなかった日が連続するのは、
これまで最大でも2日間でした。
それが、1月19日に巣材運びのため飛来した後、
20日から本日23日までの4日間、飛来してきておりません。

こうなると、別のところに移動してしまったのか、
あるいは繁殖活動自体を中断したのか、
と、不安になります。

19日に飛来したときの映像は以下のとおり。

IMAG0223.jpg

もう巣としてはできあがってしまったような。
もういつでも卵が産めるような感じです。
ここまでしておいてやめるのか。
いかにももったいない。

まあ、希望的観測を含めて単なる小休止かな、と思います。
産卵時期は早くても2月下旬でしょうし、ちょっとここまでがんばりすぎたし、
やることやってしまったので、いったん落ち着こう、というような。

巣材運びは気象条件にも左右されるようで、雪がいっぱい降ると、
巣に来なくなるようです。年末の大雪の時には2日間来ませんでした。
このほか、雨の日だとかまったく風のない日だとかもあまり来ないようです。
そんなことから、似た気象条件の場所では似たような飛来状況となるようで、
ここのつがいとは別のクマタカの巣でも、12月からよく飛来してきていたのですが、
同じくこの4日間飛来がありません。

まあ、心配することもないのかな、と思ってます。
といって、両方ともダメだったりして、などと不安になったりもします。

だいたい、こういうカメラを設置したりなんかすると、期待と不安が交錯するんですよね。
しばらく仕方がない。





posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 19:48| 生物調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月07日

鷹は縁起物?


本日から環境設計株式会社も営業初めです。
本年もよろしくお願いいたします。

今年の年末年始の休みは長かったですね。
9連休でした。なんだか小学生並み。
と思ったら今週末から3連休。
5月には10連休?
どうなっとるんだ日本は。

と思ったりもしますが、まとまった休みはいろいろやることの幅が広がるのでありがたい。
といって、私の年末年始休みは毎年同じで、たいていは実家で数日過ごすのと、
後はイヌワシだとかクマタカの観察に赴きます。
なんだか仕事と変わらない。
ただ、休みが長くて寝てばかりいると、体も頭もなまってしまうので、
多少は体を動かさないと。

さて、年始のご挨拶がわり。

IMAG01831.jpg

人工巣に飛来したクマタカです。これは本日午前に送られてきた映像です。
初飛来した12月24日以来、ほぼ毎日飛来して、せっせと巣材を搬入しています。
もう人工巣にはまったく見えないようになりました。

わたくしお手製の巣がすっかり気に入っていただけたようで、
なんだかうれしい。
一方で、そんなに巣材を積み込まなければならないほど、しつらえが気に入らないか、
とも思います。

何はともあれ、クマタカの繁殖状況は順調そうで、幸いです。
画像が送られてくるたびに楽しくって仕方がない。
今年はいいことがありそうだ。

鷹は縁起物だそうですが、みなさまにとってもいい年でありますように。





posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 21:57| 生物調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月01日

謹賀新年


あけましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました。
特に、環境設計株式会社が50周年を迎えたということで、
祝賀イベントにご参加いただいた方、暖かいお言葉をちょうだいした方、
本当にありがとうございました。
昨年に50周年ということは既に51年目を迎えていたということですが、
何となく昨年が50周年という節目の年で、
今年から新たなスタート、という気持ちもしております。

さて、今年の会社の年賀状は以下の体裁となりました。

年賀状2018revrev(outline).jpg

O君のデザインです。
左右のQRコードは会社のHPや50周年記念に作成した会社の歴史動画につながります。
写真は私から提供しました。
最初は調査室にはふんだんにある、センサーカメラによるイノシシの写真を
メインにしようとしていたようです。

ニホンシノシシ.jpg

09143364revrev.jpg

まあ、それはそれで迫力があったり、
うり坊であればかわいかったりするのですが、
何というかありきたりだし、
あまりメッセージ性がないように思えたので、
即却下。
冒頭の写真・デザインに変えてもらいました。
O君はデザインの観点からきれいに見える方、優れている方に流れようとするのを、
私がメッセージ性の強いものを求めた、ということでした。

すなわち、イノシシの群れを環境設計株式会社にたとえ、
困難な雪の中でも斜面の上の方にみんなでがんばって登っていこう、
あるいは登っていきます、といった意味を込めました。

なんだか昨今のワークライフバランスとか働き方改革、
といった流れに逆行している、スポ魂的な雰囲気を醸し出している、
かもしれませんが、やっぱり技術の会社であれば上を目指さないとね、
努力は必要だ、と思います。

さて、込めた気持ちはそんなところですが、
映像の元は以下の動画です。



冬の多雪地帯での猛禽類調査で撮影した映像です。
距離は1.5kmぐらい離れた谷を挟んだ道路上から撮影しています。
イノシシは女系家族で群れを作るらしく、
先頭がお母さん、続いて娘が何頭か続き、
小さいのはその年とか前の年に生まれた子供のようです。

動画を見ていただければわかりますが、先頭が交代しません。
普通、複数人で雪の中をラッセルするのであれば、先頭は後続に比べて何倍も苦しく、
しんどくなれば先頭を変わることで、スピードを維持します。
このイノシシの群れは先頭が止まると群れ全体が止まってしまいますね。
交代することをしません。
変わるとしんどいのでいやがるのでしょうか。
それとも先頭はボス、というような決まりがあるのでしょうか。
どうも効率が悪そうです。
先ほど、この群れに環境設計をなぞらえましたが、
環境設計はボスがとまっても後続がボスを踏み越えて進んでいってほしいですね。

あと、イノシシは足が短く、体重が重いので、雪の中での行動を得意としません。
動画の中でも苦しんでいる様子が見て取れるかと思います。
なので、多雪地帯にはイノシシはこれまで分布していませんでした。
それが、だんだん雪が少なくなってきているということもあるのでしょうが、
それよりも、個体数増加により、今までいなかった多雪地帯まで分布を広げているようです。
しかし、この映像の場所は日本でも有数の豪雪地帯なので、
イノシシも苦労しているようです。

イノシシの群れもフロンティアを目指して奮闘しているのでしょう。
私も、環境設計株式会社も、彼らと同じように今年もがんばっていこうと思います。

本年もよろしくお願いします。


posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 18:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする