2019年02月19日

クマタカカメラ 2/19 造巣活動ますます活発


2月も下旬にさしかかって、一番寒い時期も過ぎ、春ももうすぐ、というところでしょうか。
とはいえ、我々建設コンサルタントにとっては繁忙期まっさかり、という感じになってきました。
我々にとっての春は4月1日です。
早いとこ2月、3月が終わることを祈るのみです。
しかし、工期はもうちょっと待ってくれー、と矛盾した願いをかかえてます。

そんな中、クマタカカメラについては一服の清涼剤、というか、
忙しい中でも画像が送られてくるたびに楽しくなります。

前回の報告で、しばらく人工巣に飛来してきていない、あやしい、
といったことを書きましたが、その後ほどなく、また活発に飛来するようになり、
ほぼ毎日巣材運びのため飛来しております。
最近では早朝や暗い時間帯にも飛来しており、巣の周辺でねぐらをとっている様子です。

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こちらは昨日の早朝の画像。
暗いうちからせっせと巣材を搬入しています。

また、巣の上には青葉付きの枝が敷き詰められていますが、
特に中央の産座あたりにはヒノキの葉が多くなってます。
スギの葉よりヒノキの葉の方が柔らかいので、
卵を暖めるには都合がいいのでしょうか。

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こちらは一昨日の巣の状況。
クマタカが在巣していると巣材の様子が見えないのですが、
このときはヤマガラが飛来したおかげで巣の全体を見ることができます。
センサー感度は少し落としているのですが、それでも小鳥程度に反応します。

いずれにせよ、巣の状態とかクマタカの飛来状況からすると産卵間近、
という感じで、いよいよ期待が高まってきました。

ただ、少し気になることもありまして、
巣の大きさは二羽並んで滞在できる、標準より少し大きい程度のはずですが、
雌雄が一緒に巣に滞在している瞬間がない。
ごくわずかに、1羽が滞在しているときにもう1羽が飛来してきた瞬間が写っているのみです。

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上の個体が飛来してきて、もう1羽が入れ替わりに飛び出そうとするところ。

どうもここまで撮影できている個体はほとんど同一の個体で、
つがいのもう一方の個体が写っていることが少ない。
雌雄いずれかのみが巣材運びをがんばっているように思えます。

並んで滞在していないのと、カメラが広角レンズなので少しの距離の違いで
個体の大きさがまったく異なって見えるため、個体の大小がよくわからず、
ここまで雌雄が確定できておりません。
ただ、どちらかというと、よく飛来してきているのが雌、という気がしています。

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この個体はよく飛来してきている方です。
頭の色が濃く虹彩が黄色であることなど十分に成熟した個体のようです。

もう一方のたまに来る方は全体的に色が淡く、かなり若く見えます。

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最初、スマホで見ていると2年前に巣立った若鳥がたまに巣に戻ってくるのか、と思いました。
よく見ると、2年目というほど若くはないですが、4、5才程度というところかと思います。
おそらくつがいを形成して早々で、初めての繁殖参加ではないでしょうか。
巣材運びにあまり協力していないようですし、巣での滞在時間自体が短く、
こういう個体で最後まで繁殖できるのかなあ、という不安があります。
これが雌だとまだいいのですが、雄が若いとハンティングがへたくそで、
餌が不足して繁殖失敗、ということになりかねない。

ところで、上の画像の足下を見ると、餌があります。
この餌は、成熟した個体の方が搬入したようです。

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餌を搬入したところ。
種類はよく分かりませんが、鳥のようです。
これを若い方の個体がもらったみたいです。

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それを若い方の個体が巣の上で食べてました。
こういう行動からすると、雄から雌に求愛給餌した、
だから餌をもらって食べていたのは雌だろう、というふうに普通は考えるのでしょうが、
感覚的にはもらった方が小さくて、そのわりに頭が比率的に大きく見え、
冠羽に突出羽根がありそうなことから、雄という印象があります。
また、以前紹介したことがありますが、クマタカの場合、雌が雄に餌を与えることもあるようです。
バレンタインの月ですし。
一方で、巣で餌を食べるのは普通、雛や幼鳥で、つがいの雌雄はあまり巣で餌を食べることがない。
このように若い個体は不慣れな感じがしますし、イレギュラーなこともするのでは、
というふうに思います。
しかしながら、私の見立てが間違っている方がいいなあ。
まあ、カメラに録画されている動画を見れば雌雄が並ぶ瞬間もあるかもしれませんし、
産卵すれば雌雄がはっきりします。
いずれにしても、もうまもなく、という感じですし、産卵を待とうと思います。

また新たな展開があれば報告します。



posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 13:56| 生物調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする