2018年05月07日

クマタカカメラ その後 和歌山カメラ


ゴールデンウィークが終わってしまいました。
といっても、社会人になって以来、この時期は調査業務のとっかかりであったり、
鳥の繁殖期にあたるので、あんまりまとめて休めた記憶がない。
ところが、今年は端境の平日まで休むほどではないですが、
わりと暇で、連休はしっかり休ませてもらいました。

その間、ライフワークになっているクマタカの繁殖状況の観察に行ってました。
なんのことはない。休みといっても仕事でやっていることと大して変わりません。

ところで、正月早々に今年はクマタカの2つの巣に遠隔監視カメラを設置、
繁殖状況などを本ブログで紹介するとしておりましたが、その後、
まったくそれにはふれておりませんでした。
なぜかというと、結果が芳しくないから。

ですが、ひょっとすると興味を持たれている方もいらっしゃるかもしれないので、
結果を報告しておきます。

まずは和歌山県で設置しているカメラから。
カメラ自体は一昨年の年末に設置してからずっとそのまま。
昨年の繁殖初期には造巣活動に飛来してましたが、
そのうち飛来しなくなり、繁殖もしなかったようです。
夏頃に1回だけだったか飛来がありましたが、
今繁殖期はまったく飛来なし。
残念な結果となりました。
ただし、映像としてはいろんな動物が記録されています。

PICT0354.jpg

こちらムササビ。夜間はよくやってきます。

PICT0427.jpg

こちらはモモンガかな。
さっきのヤツよりだいぶ小さい。
上からの画像だとどうもよくわからない。

PICT0375.jpg

こちらヤマガラ。カラ類はよく来ます。特に繁殖期になってから。

PICT0429.jpg

こちらカケス。

PICT0407.jpg

こちらイカル。

PICT0386.jpg

こちらアオバト。

こういった感じでクマタカがぜんぜん飛来しないので、別の巣で繁殖しているのではないか、
と思って4月早々に観察に行ったところ。

DSC04239.JPG

こちらクマタカの雌。誇示飛翔をしています。

DSC04227.JPG

おなかの羽毛が乱れてない。
4月上旬はクマタカにとって抱卵期にあたりますが、抱卵している場合には、
たいがいおなかの羽毛が乱れます。
そういうのが見られないので、抱卵していないのではないか、と推測。

DSC04271.JPG

その後、雄も出現して雌雄でつっかかり。
これは求愛行動のようです。
繁殖していない雌雄は、こういった繁殖初期にみられるような求愛行動をよくやります。

どうやらこのつがいは今年、繁殖しなかったようです。
そうなると別の巣があるかどうかもわからないし、
またカメラを設置してある巣を使うかもしれないので、
カメラはしばらく放置するつもり。
これからも対象としていないいろんな動物が記録されることでしょう。






posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 21:52| 生物調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする