2017年11月20日

ランドスケープアクション2017

急に冬がやってきたかのように寒くなりました⛄
皆様、いかがお過ごしでしょうか??

そんな中、『ランドスケープアクション』が開催されました。

ランドスケープアクションとは…?
🔜🔜🔜
ランドスケープに関心のある学生さんを対象に、造園コンサルタントの実務内容を
知っていただく機会と捉え、当社が設計した事例も見学するとともに、気軽に意見
交換が行える場と考えております。
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今回の会場は大阪府豊中市の「とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ」の
セミナー室をお借りしました。
見学場所は「高校野球発祥の地記念公園」です⚾⚾

高校野球発祥の地が豊中市だったとご存知の方はあまりいらっしゃらないのでは
ではないでしょうか。
「夏の甲子園」で知られる全国高等学校野球選手権大会は、かつて豊中市にあった
「豊中グラウンド」で始まったのです❗❗
2015年 高校野球100周年及び、2018年 第100回記念大会を契機に、高校野球が
より多くの方に愛され、発展していくことを祈念して、拡張再整備を行うことに
なり、弊社が実施設計を行いました。
そして、今年の4月にリニューアルオープンしました❗❗✨




当日はあいにくの雨でしたが、8名の学生さんが参加してくださいました(*^-^*)☔
雨の中、ありがとうございました(^^)✨

まずはセミナー室で造園コンサルタントとはどのような仕事をするかなど、説明を
行いました。
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次に、歩いて公園見学へ(/・ω・)/
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高校野球発祥の地記念公園に到着🎵
みなさんは興味津々に話を聞き、写真を撮ったり、手で触って素材を確かめたり
していました(*^_^*)✨💡
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公園の様子を少しご紹介します💡✨
この公園は東エリアと
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西エリアが道路を1本挟み、分かれています。
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東エリアには「夏の高校野球歴代優勝校・準優勝校ウォール」が設置されていて、
優勝・準優勝を手にした学校名が刻まれています⚾✨
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そして車止めが…
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分かりますか(*'ω'*)??ボールです⚾❗❗


西エリアも野球にちなんだ施設がいっぱいです(^o^)/
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色々探してみてください(*^-^*)🎵




公園を30分ほど見学し、最後にみんなで集合写真を撮りました(*^^)v✨📷
帰るころには、違う学校の生徒さん同士がお話をしながら帰っている姿も
見られました🎵
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会場に戻り、みんなで意見交換を行いました。
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皆さんが学校で学ばれていることのお話や、造園コンサルタントについての
質問などがたくさんあり、時間が足りないほどでした(*'ω'*)✨✨


学生さんにとって「ランドスケープアクション」が有意義な時間になったと
思っていただければ幸いです(*^-^*)
posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 16:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

全社研修旅行 part1


先週はなんだか大きめの台風が近畿地方を通り過ぎていったようで。
被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
「ようで」と書いたのは、その間、台風と関係のない場所に行っていたからです。

どこに行っていたかと申しますと、アメリカに行ってました。
会社の研修旅行です。
残念ながら個人的事情で参加できなかった方が1名おりまして、
全員とはなりませんでしたが、ほぼ全社員で行ってきました。
9月14日から18日までの5日間の行程で平日2日間も含まれます。
この間、業務上ご迷惑をおかけした方々、申し訳ありません。

具体的な行程であったり、見学した内容だったりは、おそらく、
他の方から紹介があるかと思いますので、
私からは概要と私を含めた一部の人だけが見たものを中心に。

社員旅行はそもそも3年ぶりです。
前回は白神山地など青森を中心に東北地方に行きました。
この間も社員旅行の企画はあったのですが、
残念ながら諸事情にて中止となっておりました。
その分、今回は豪勢に。
ということと、本ホームページトップ画面にて紹介されているとおり、
環境設計株式会社は来年1月に50周年を迎えます。
50周年の当年にはお世話になった方々を「おもてなし」する企画が進行しています。
それはそれで忙しいので、自分たちは先んじてお祝いしておこう、
などという不届きな動機もありました。
あとは、ここ数年、みなさんがんばったおかげで、
時間もお金も少しばかり余裕ができた、ということもあります。

とはいえ、目的は、あくまで研修。
遊びではありません。
一応。
表向きは。

いやいや。みなさん、まじめにいろいろ勉強されていたようです。
次の50年に向けてさらに会社を発展させるために、
新たなアイデアを得るために、
今までにない取り組みをしてみよう、というものです。

行き先はヨセミテ国立公園がメイン。
行き帰りにサンフランシスコを通過しましたが、まあ、おまけみたいなもの。

なぜヨセミテかと申しますと、
環境設計株式会社も自然公園での仕事が増えつつあり、
計画にせよ設計にせよ調査にせよ他国の事例も見ておいた方がいいだろう、
といったもの。
ヨセミテ国立公園は世界第1号のイエローストーンに次いで、
アメリカでは2番目に古い国立公園であって、
年間400万人も訪れる人気の観光スポットとなっています。
歴史的には自然保護運動発祥の地と言われることもあるようですし、
保護思想(プリザベーション)と保全思想(コンサベーション:利用しながら保全していこう)
といった思想の成立であったり、激しい対立の場となったことでも知られています。
また、古い自然公園ではありますが、保護・活用に向けて、
いろいろな活動がなされており、現在もパイロット的な取り組みがみられます。
加えて、土地所有者であったり、レンジャーの権限であったり、
日本の国立公園とは制度的に異なる部分が多かったりします。

まあ見所も多々あり、参加者によって何がメインであったかというのは違うと思いますが、
衆目の一致するところ、一番大変だったのはハーフドーム登山でしょう。
何せ、往復26km、12時間、標高差約1500mというかなりの行程です。

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これに登りました。
ヨセミテ国立公園のシンボル、ハーフドームです。

もちろん、正面のこの切り立った壁からではなく、
奥のややなだらかになった斜面からです。

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反対側もこのとおり、絶壁です。上の写真の右側、東の尾根線に登山ルートがあります。

なんだかちょっとゆるやかに見えますが、とんでもない。
最後はとんでもない急傾斜の岩壁となります。

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最後の岩壁の見え始めはこんな感じ。

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だんだん近づいていくと、こりゃえらいこっちゃ、という感じ。

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見上げると、登れるのかこれ、という感じ。

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2本のケーブルが設置してあって、ハシゴのような横木がわたしてあります。
その横木のスパンが数メートル離れていて、その間はほぼ腕の力で登らねばならない、
という文字通り力業の登山というか岩登りとなります。
高低差は全体からいうとわずかで、120mほどだそうですが、
最後にありますし、まさにハイライトです。

そもそも、この最後の岩登りが危険すぎて、
かつては年間数十人も亡くなったことがあるらしく、人が集中するとよけいに危ないので、
最近になって、1日あたりの登山者が400人に制限されるようになっています。
このため、事前に申し込みをして許可が得られた人だけ登れる、という状況です。

今回、我々も体力勝負なので全員が登山を希望したわけではないのですが、
それでもできるだけ多くの人が行くことができるように、全員の名前で申し込みをしたところ、
事前申し込みではわずか1パーティ、4人だけが当選。
これに当日申し込みに当たった1人を加えて5人で行くことになりました。
結局のところ、登山を希望したのも5人だったので、人選はすんなり決まりました。
その5人がこちら。

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勇者ですねえ。

ただ、さすがに疲労困憊の方もいらっしゃって、
写真を撮ろうとしても登っている最中は顔も上げられない、という人もいました。

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頂上までのぼるとさすがの絶景。

32-頂上からヨセミテバレー.JPG

47-手前からヨセミテバレー.jpg

山火事と湿気によりもやがかかって遠くが霞んでいるのがちょっと残念。

下を見るとこんな感じ。
標高差が1500m近くあるのでもうわけわからん。
飛行機から見ている感じ。

33-頂上からヨセミテバレー.JPG

こうなると、人間、恐怖心もどっかにいってしまって、おかしくなるもので、

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危なそうなところに行ってわざわざ下をのぞいてみたり(これ私)、

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あけっぴろげになってみたり(これ知らない女性)。
一人がやると次々に続く人が現れる。
自然にとけ込む、というのはこういうことなんでしょうか。
目のやり場に困るし、関係者以外はやや困惑気味。
さすがにこちらを向く人はいなかったようですが。

サプライズでプロポーズするカップルも。

36-頂上でプロポーズするカップル.JPG

こちらは周囲からも祝福されてました。

ハーフドーム登山は道中もすごい景色あり、きれいな景色あり。

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4--ネバダフォール上から.JPG

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61-バーナルフォール.JPG

ハーフドーム登山はこんなところ。
あとは生物調査屋として、いきものの写真も。
ただ、年甲斐もなくハーフドームには1番に登ってやろうと思っていたので、
写真を撮っている暇も元気もない。
ちょっとだけです。

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これは木に登っているけどジリス。
現地で一番よく見る野生動物。

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こちらはシマリス。

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こちらは現地では「○○コマドリ」と教えられたが、和名はコマツグミというらしい。

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こちらはステラーカケスといって、日本のカケスと同じくジャージャーとなかなかうるさい。
子供の頃見たロッキーチャックというアニメのカケスのサミーを思い出すが、
「ニュースだよ」とは鳴かない。模様もだいぶ違うようだ。

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こちらはアオライチョウ。
日本のライチョウとは属が違うらしいがライチョウの仲間。

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こちらはトカゲ。
おそらく、ウェスタンフェンスリザードとかいうらしい。

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こちらはミュールディアー。まあ、普通にみられるシカ。

このほか、コヨーテも数回見ているが、写真は撮れなかった。
クマを見たという人もいたが、残念ながら私は見られず。
というか、ほんまかいな、と思っている。
ただ、ヨセミテのHPを見る限り、わりと普通らしい。

私もアメリカの生き物に詳しいわけではなく、
生き物を見てもほとんどの場合、正確な種名はわかりません。
それでも種名をわけもなく調べられるのは、
ヨセミテ国立公園のホームページが充実しているから。
生き物リストが整備されていて、普通に見られるのか、珍しいのかなど示してある。
残念ながら日本の国立公園では、公園単位の生物リストなんてまずないだろうし、
一般公開されたものはないんじゃないでしょうか。
というより、国立公園単位で生物相調査をしよう、
という仕事をやったこともなければ見たこともない。

我が国の環境省さんも国立公園を管理していく上では、
フローラ、ファウナの調査を自らやらんとね。

毒を吐いて終わりではよろしくないので、個人的なハイライトを最後に。

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イヌワシです。
ビジターセンターのあたりを歩いていて、ふと見上げるとつがいで飛んでました。
アメリカ西部ではそれほど珍しい種ではないはずですが、
それでもなかなか普通の人は気がつかないでしょう。
まあラッキーでした。

今回の行程は、天気にも恵まれ、
前日まで山火事でクローズしていた道が、行く当日の朝になって開放されるなど、
ラッキーの連続でした。
まじめに仕事をしていると、こういうふうに報われることもあるのかな、
というふうに感じることの多い研修旅行でした。
いずれにせよ、全員無事に帰国して、個人的には大満足。
ハーフドーム登山で無理しすぎたせいか、
足をひねったため、くるぶしにまだ腫れが残っているけども・・・・。

他の方が私とは違う視点で他の見所をたぶん紹介してくれると思う。



posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 22:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

クマタカさん受難の日


梅雨ですね。
今年は梅雨がないかと思ったが、やっぱり降るときは降りますね。
猛禽類にとっては繁殖期も最終盤。
無事巣立ちを迎えられるかどうか、という時期で、
あまり雨が続くのも困ります。

さて、最近、本ブログも設計がらみのネタが増えまして、
あれ? と思われた方も多かろうと思いますが、
環境「設計」なのに、猛禽類ネタばかりではないか、
という苦情があったり、なかったりしたので、少し控えてました。
ただ、3回ばかり設計ネタが続いたので、
調査ネタ、猛禽類ネタもたまには良かろう。
久しぶりなのでちょっと長いです。

先週、とあるクマタカのつがいの繁殖状況をのぞいてきました。
会社の仕事からは離れた、研究としてやっていることですが、
仕事にも関係するといえば関係するのでご紹介します。

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わかりますかね。
画像の真ん中少し右側に巣があって、巣の端、画面ほぼ中央に雛が右向きでいます。
この日は午前中に3回親鳥の飛来があって、餌運びや給餌も行われています。
餌の種類まではわからず。

ロングレンジの観察だとこんなところ。
クマタカの場合、巣が外部から見えることの方が少ない。

この日は同時にいろいろなことをやってまして、続いて林内からの固定ビデオ映像。

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こちらが巣です。解像度を落とさなければこれぐらい鮮明ですが、
諸事情により以下の画像はかなり圧縮しています。

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つづいて雛。60日齢強。

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雄による餌運び。この段階では餌種別わからず。

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雌がやってきて雛に給餌するためぶら下げたことで、鳥の雛、というところまでわかる。

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続いて雄がもう一度餌運び。けっこう大きいということはわかるが種類までは識別できず。
このくだり、動画でもどうぞ。
音声もお楽しみください。



重いから「ドカーン」という感じで運び込んでますね。
それにしても、雌も雛も、思い切り鳴いてます。
どうみても「お父ちゃん、ありがとう」、という感じではない。
早くどっかいけ、とか、もういっぺんとってこい、とか、
もっといいもんもってこい、といった感じのように聞こえます。
苦労して餌を持ってきたにもかかわらず、まったく感謝されている感じではない。
世の中のお父ちゃん共通の悲哀ですね。

さらに、昼からは営巣木を登りました。
ことわっておきますが、研究目的でやっていることで、許可を得て、
それなりのノウハウからいろいろな配慮を講じた上での行為ですので、
むやみに真似しないようにお願いします。

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登っていくと、お子様から歓迎を受けます。

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巣の様子。
お子様は一時的に隔離してます。

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巣にはアナグマの幼獣。
先ほど運搬されたのはこれだったようです。
裏側はけっこう食べられていてグロいので食べられていない方だけお見せします。
そのほか、巣には獣毛やらカラスの羽根がたくさんありました。
ヘビの鱗は案外少ない。

さらに、せっかく育雛中の巣に登ったので、監視カメラを設置してきました。
これまでにもご紹介してきた画像送信型のカメラです。

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アナグマを計測しようとしているところ。

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翌日、雌が飛来して雛に給餌しているところ。

私の場合、育雛中の巣に何度も登ってますが、その後の雛や親鳥の様子は、
十分観察したことが今までありません。
今回、カメラを設置してきたことでそうしたことがわかるようになりました。
お子様を解放した次の日の午前中には雌が飛来して、アナグマ幼獣を給餌など。
餌運びもありました。
どうやら親鳥が巣を忌避するといった極端な影響を与えることはなかったようです。
育雛活動が無事継続されています。

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ただ、この映像のように、もう巣立ち間近というのに、夜になると雌が雛を抱いています。
毎日ではなく、巣に登った翌日や雨の日にこのような状況を確認しています。
これまでも巣にカメラを設置したことが何度かありますが、
いずれも夜間は撮影していなかったので、
この日齢まで抱雛することが一般的かどうかわかりません。
巣に登った翌日は雌が巣に滞在している時間がかなり長かったようですし、
巣材を運び込むことも多かったことから(おそらく遮蔽のため)、
巣に登ったことで過度に警戒させてしまっているのかもしれません。

まあしかし、こういうことはやってみないとわかりません。

今回、いろいろな調査結果による成果をご紹介しましたが、
調査手法が違えば得られる成果にも違いがあって、
いずれも「これをやれば生態がわかる」といったものはありません。
逆にいえば、こんな手法は意味がない、とか、やってはいけない、
などと否定されるものではなく、
生態把握だの、保全だの、保護だの
目的に応じていろいろな手法を取り入れていくべきかと思います。

ただ、それぞれの手法の効果とリスクはできるだけ正確に把握しておく、
ということは私自身肝に銘じています。

最後にもう少し画像紹介。

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鳥の雛が置いてあります。種類は何だろう。

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雛の足の下にシマヘビ。

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雌の右足の下に何かがありますが、種類まではわからず。
細いヘビみたいなのもあるみたい。
ヒメネズミとかかな。

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雛はもう巣立ち間近で飛んだりはねたりしている様子。

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巣からいなくなっていることもしばしば。
近くの枝に移動しているんでしょう。

ここの雛は非常に早い時期に巣立ちを迎えそうです。
一般的には7月になってから巣立つのですが、もう巣立ちといった感じ。
今日などは巣に現れない時間帯が長いのでひょっとすると、
隣の木ぐらいに移っているかもしれません。
このカメラで雛を捉えることができるのは、もう何日もないかもしれませんが、
少しの間、楽しませてもらいましょう。
また何かあればご紹介します。



posted by Kankyosekkei Co., Ltd. at 19:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする